旅の行く先には愛があった

SideM4thライブ、2日間お疲れ様でした。

私はどうしても、このクソデカ感情を吐き出さずには眠れないので、ここに記します。

 

2日間、「旅」と銘打たれたこのライブ。

アンコール前のDREAM JOURNEYで、涙腺が崩壊した。

担当も推しも生き生きと歌い踊っていたライブ、楽しみこそすれ泣くとは思わなかった。

 

恐らく原因は歌詞にある。

 

そうさ

あの時と同じように

ゲートをくぐり抜けたら

絶対会える世界があるから

俺たちは旅を続けるんだ

 

個人的な話になる。

プロデューサーミーティング前日、会社を馘首になった。

安定した職を、と探してようやく辿り着いた場所だったのに。

未だ、職探しの日々である。

 

裏切られてばかりの人生だ。

親に裏切られ、友に裏切られ、社会に裏切られ。

希望なんてなかった。夢なんて見失った。

人は、金がないと心まで貧困になる。

無為な日々を、何度費やしただろう。

 

そんな中、絶対に手放さなかったジャンルがある。

アイドルマスターSideM

早いもので、もう5年も共にしているらしい。

 

――言ってしまえば、たかが情報だ。

画像データ。テキストデータ。数値データ。泡沫のように一瞬で消えてしまう、儚いもの。

しかし。そこに丁寧に織り込まれたある感情があった。

 

「愛」だ。

 

我々Pはもちろん愛している。

それだけじゃないのだ。スタッフが、演者が、心の底からこのコンテンツを愛し、育み、慈しんだ。

その結果が、この歌。

 

「絶対」とは、裏切られて疲れ切った私を安心させてくれることば、愛。餓えて、手に入れたいともがき続けたもの。

まだ、この灰色の世界に、愛という彩りが残っていたなんて。

信じられなかった。信じたかった。

愛で満ちた世界はあるのだと。

それがSideMなのだと。

 

不変のものはない。

SideMも、日々変化が目まぐるしく、しかしその変化に驚いたり喜びを感じたりする。

それでも、帰る場所なのだと。

Pは、アイドルたちの帰る場所。逆に、アイドルたちが、Pの帰る場所。

そう、迎えられた気がしたのだ。

 

これからも、みのりと肩を並べ、恭二を小突いて、道夫さんに信頼を寄せ、志狼くんに希望の光を見出していいのかな。

 

――もちろんだよ、と笑う彼らが、脳裏に過った。

 

感謝を。感謝を述べたい。

スタッフさんへ、演者さんへ。

仲良くしてくれる、共に場を作り上げてくれるPたちへ。

あなたたちの愛で、私はまだ死なずにいる。

明日へ踏み出そうと、勇気をもらえる。

 

私はSideMを、「業が深そうだから」という理由で始めた。

それぞれの宿業と向き合い、打ち勝とうとする、または和解しようとするアイドルたちが大好きだ。

これからも応援の手を止めない。何故なら、愛しているから。

315プロ箱推しだから。

 

最後に、特別チャーミングな、大好きな歌の最後で締めようと思う。

 

謝謝、またどうぞ!